Vintage TEA & COFFEE set
今回も引き続きティー&コーヒーセットのヴィンテージアイテムをいくつかご紹介します。
先ずは英国を代表するミッドセンチュリーデザイン、1938年イギリス・ノーザンプトンにて創業された『Piquot Ware (ピコーウェア)』のヴィンテージティーセット。
現在は生産中止され、その希少価値が高まりつつあるPiquot Wareの食器品。
シルバーのような美しい光沢は、アルミにマグネシウムを混ぜたマグネリウムという素材で、当時からアルミ加工の先端技術に長けていた同メーカーの特化アイテムです。
インダストリアルなアルミの質感に暖かみのある木製パーツがユニークにフィットした逸品。洗練された流線型シルエットも魅力的です。
こちらは縦長バージョンのティーポット。シンプルな木製つまみに注ぎ口からボトムへ流れた立体感のあるシェイプも絶妙です。
1950s Palissy 'Kon-Tiki' Coffee Set
こちらも英国ブランドで、1905年に創業したPalissy(パリッシー)の1950年代製ヴィンテージ・コーヒーセット。
1940年代後半〜50年代に一世を風靡した "Kon-Tiki"シリーズの逸品です。
高品質でも知られたパリッシー。1958年に現存する英国最古の名窯のひとつ、ROYAL WORCESTER(1751年創業) の傘下となり、生産を約30年間続けた後、1989年に閉鎖。現在は存在しない陶磁器メーカーです。
TULOWICE Tea Set (black & gold)
19世紀から上質な陶磁器を生産する町として知られる、ポーランドのTulowice(トゥウォビツェ)で製造されたヴィンテージティーセット。
1920年代頃に欧米で流行したアールデコ様式へのオマージュを感じるブラックとゴールドの大胆な配色。とても風格のある優美なデザインです。
こちらは1950-60年代頃に製造された日本の陶器メーカー、JYOTO CHINA(山口陶器株式会社)のもの。
落ち着いた色合いと、アットホームな雰囲気を装いながらもアーティスティックなデザインのバランスがとても絶妙。
さりげないゴールドの配色など、先に紹介したポーランドのトゥウォビツェとは好対照です。
ヨーロッパからオリエンタルへのアプローチ、そして日本、アジアからはその逆も然りで、時代的にも本当に興味深い。。。
今後はこういったセラミックアイテムを中心にジャパニーズヴィンテージも展開する予定なので、ぜひお楽しみください!
→ カップ &ポット